～迷子犬の里親探し～

～迷子犬の里親探し～

8月13日（日）
今日は迷子犬の男の子の里親探しイベント参加の日でした。
昨晩からきなこママがしっかり準備してくれてて、朝も早起きして準備し予定通り出発できました。
行きの途中で保護者のＮさん宅に寄って男の子を預かり、普段きなこのハウスにしているキャリーＢＯＸに
入れて出発しました。

男の子は車に慣れてるかどうかわからなかったので騒いだり酔ったりしないか不安でしたが全然騒ぐ事もなく
現地到着まで良い子にしていました。これには私もママもビックリ。きなこですら車に慣れるまで
何度か慣らしていったのに。。。この子はやっぱり適応能力が高い子だと確信しました。

会場のお寺では準備が進んでいてお寺の裏山で生まれた放浪犬？の子供達がサークルに入れられていました。
猫の里親探しの方々も集まってきて柴友のさくらママさんも到着されました。
今回さくらママさんが私達の男の子用にサークルを用意してくださっていたので助かりました。ありがとう～

時間になるとボチボチ里子探しの人たちが現れてきましたが、1組小さな子連れの希望者の家族は
よろしくなかったんです。
私達の男の子のサークルを子供が押し倒して破壊したり、頭を叩いたりやりたい放題。
親は軽く注意するだけで全然管理できていない。こんな家族に貰われたら不幸になるのは目に見えてます。

そのガキンチョに滅茶苦茶されてしまったので男の子犬はすっかりチュン太郎になってしまい
落ち込んでしまいました･･･しばらくきなこママが撫でてあげて少し落ち着きましたが、正直良い希望者が
現れるのか不安でした。
そして１時間位が経った時に中年のご夫婦が現れました。とても感じの良い方で犬が大好きな様子。
一応作ったチラシをお渡ししてこの子の特徴などをお話ししました。

しばらくすると里親になりたいとの申し出が！
早速ボランティアの方々で愛護センターの譲渡条件を参考に製作された同意書に基づいて確認事項があり
もろもろお話をしました。

飼い主さんご夫婦は子供さんも独立されていて、今まで3頭の犬と暮らされてきた経験があり、きちんと
最期まで面倒を見られた方でご夫婦共に犬は大好きな方でした。
今までの子も皆室内飼いだとの事で、私達が望んでいた条件に全て当てはまり尚且つ素敵な方でした。

本来は後日私達が自宅確認も含めてご自宅に届ける流れでしたが、ご夫婦は今日連れて帰っても
構わないとの事で、保護者のＮさんに確認を取ってすぐに引渡しとなりました。
譲渡の話し合いをしている時にきなこママは男の子を撫でながら嬉しさと安堵で涙していたようです。
今後は定期的に私の方へ写真を同封した報告と、後日ご自宅の確認も含めて来訪の予定です。

無事引渡しも終わってしばらく会場に居ましたが、暑かったのと雷雨がきそうな事や私達も早起きして
疲れちゃったので退散する事にしました。
予定としてはドッグランひがしひろしまに行こうかと思っていましたが中止してDOG@HOME店にお茶しに
行く事にしました。（詳しくは日記で）

帰宅後、きなこのブラッシングやキャリーの掃除等きなこママともろもろ分担作業で終わらせて
私は保護者のＮさん宅へ報告とワクチン代金等の返却に伺いました。

Ｎさんとお話してたら柴の子を2頭散歩させてる方が･･･するとＮさんが声をかけられていました。
ワンコをよーく見たらなんと今回の迷子犬の女の子でした！ご近所に迎えられたと聞いていましたが
まさか今日会うなんて！相変わらず懐っこくて良い子でした♪

Ｎさんも女の子に「あなたの兄弟は素敵な里親さんが見つかったよ！あなた達の命が救われたのよ」と
語りかけていましたが、それを見てた私はぐっと胸にこみ上げるものがありました。
きなこママに話したら泣いてましたよ（Ｔ▽Ｔ）

しかし実はＮさんの愛犬2頭のうち1頭の体調が思わしくなく、病院に行かなければ行けない状況に
なっていました。なので同意書やワクチン代と新しい飼い主さんの事をお話してすぐに退散しました。
愛犬の子が無事回復される事を祈ってます。
もし兄弟がまだＮさん宅に居たらそれこそ大変だったと思います。

でも兄弟の強運なのか素敵な保護者のＮさんに拾われ、女の子＆男の子は素敵な里親の方に迎えられて
本当に良かったです。
ちなみに女の子の嫁ぎ先の犬専用家は豪華で広い家だそうです。庭もとんでもなく広いとか！
今日会った時にはとっても可愛い首輪＆リードをしてもらってすっかりセレブになってました（笑）

飼い主さんも女の子の適応の良さに関心されてて大満足だそうで、散歩で会う方々みんなに
この子は良い子だと褒めてもらえてるそうです。
先住犬の柴の男の子（12歳）とも上手に同居してるそうで、先住犬の行動を観察して真似てるとか（＾ｍ＾）
だってこの兄弟は絶対頭良い子だし適応能力も高いと思ってましたからね。

夜に男の子の新しい飼い主さんから電話があって、無事帰宅した事と男の子の様子を報告していただけました。
帰宅して安心したのか早速噛み噛みしたりして好奇心一杯だとか！（笑）

でもおトイレは「行きたい」と合図をしてくれたそうで、すぐにお庭でお仕事をしたそうで
粗相も無いそうです。
一通り遊んだ後は緊張から放たれたのか爆睡してるそうで、環境の対応の良さに飼い主さんも
安心していたようです。良かった～（＾＾）

今回里親を探すに当たって以下の最低条件が私達にはありました。
・室内飼いを希望
・日中もできるだけ一緒に居てくれる方
・小さい子供が居ない事
・犬を最期まで飼われた事がある方
・もちろん最期まで面倒を見てくれる方

今回はそんな全ての条件を満たす飼い主さんが現れて本当に嬉しかったです。
もちろん今後も定期報告をしてもらうのでこれで終わりではないけど、でもまず大丈夫のはずです。

今回里親探しの経験を初めてしましたが、色々と問題もあって簡単ではないですね。
欲しいという希望者でも一緒に暮らせるような環境ではなかったり、里親詐欺とかもいたりとか。

今回のボランティアの団体みたいに引き渡すまでに何度か面接したり譲渡同意書を交わしたり
定期報告を義務付けしたりと「譲って終わり」ではなく、きちんと管理されてる団体は
結構少ないんじゃないかな？
それに時間やお金もかかる事で、本当の動物愛護精神がないとできない事だと思いました。

保護者のＮさん宅を後にして帰宅途中運転しながら考えていました。
今回の経験をして感じたり学んだ事は多かったです。この事を生かしながら私はきなこに
何をしてあげられるだろう？そしてしなければいけないだろうか？
私自身飼い主としてもっと勉強しなければいけない事、多いですね･･･頑張ろう！

あと保護者のＮさんから私達に慰労金を頂いたのですが、それは新しい男の子の飼い主さん宅へ
行く時などに男の子の遊びグッズなどを買ってプレゼントしていこうと思います。
今回協力してくださった、五郎さん・さくらママさん・たまみさん、ありがとうございました。
おかげさまで素敵な飼い主さんに出会えました。感謝しておりますｍ（＿＿）ｍ