きなこの父親、龍市君を迎える

～きなこの父親、龍市君を迎える～

2008/6/14

この度、きなこ家ではきなこの実父・龍市君（8歳）を迎える事になりました。
龍市君に関しては過去のきなこ＆やよい記録にあります。
・2007.7.16 ～きなこの父親・龍市君に会う～
・2007.11.17 ～龍市君、我が家に宿泊～
・2007．11.18 ～わん茶房’Ｓに行く Part.3～

龍市君は交配犬として居ましたが、初めて会った時はもう交配の仕事はしてない様子で
正直お手入れもあの状態。。。
会った時はまったく吠えたり興奮したりする事も無く、驚くほど大人しい子でした。
もう今後もこのままなら我が家に迎えたいと当時きなこママと話していて、ブリーダーさんに伝えてもらいました。

しかし丁度ペットショップが国の規制で登録制になる時で、お店の方針や方向性も見直ししたらしく
柴の自家繁殖も再度力を入れようと決めたみたいで龍市君は完全譲渡は難しい結果になりました。
私達もさすがに無理は言えないし、今まで通りブリーダーさんの所で暮らすならばそれも龍市君の犬生だと思い
家族に迎える事は諦めていました。

しかし4月下旬に龍市君は交配犬を引退すると思うので譲渡しますよ、と急に話が来ました。
あまり歳を取って散歩やお出かけが楽しめない年齢で譲渡しても龍市君や私達に申し訳ないから
元気なうちに早く譲渡したいと言って下さいました。
その気持ちは非常に嬉しかったけど、同時に大きな不安もありました。

きなこ＆やよいの関係は非常に素晴らしい状態で、多頭暮らしの関係としては最高だと思うので
ここに父親とはいえ男の子の龍市君が入った時に良い関係が崩れてしまう危険が多分にあるので
とても悩みました。
龍市君もやよいも同じブリーダーさんのもとで暮らしていて、ワンコ慣れはしてるけど
今度はもっと密接な環境で暮らすわけで、犬同士の相性はとても大きなポイントとなる。頭数が多ければなおさらです。

2度龍市君とは会ってるし、1度はお泊りもしました。その時は龍市君はまったく喧嘩をする様子も無かったし
危険は感じなかった。だから私は絶対無理だとは思いませんでしたが、実際に家族として迎える場合は
毎年の狂犬病予防、ワクチン、フィラリア予防、フロントライン。そして日々の食費などお世話する費用が
絶対的に必要となる。費用が必然的に増えるのも課題でもありました。

結果としては本当はカツカツな綱渡り予算は危険だけど、私達が贅沢せずに（すでにしてない）
節約生活すればなんとかなると判断。
おやつ類は基本的にきなこママが手作りして、自分達のおやつもケーキを焼いたりして節約しようとも話しました。
つまり私達はこの子達の為に生きるのです（笑）

そして一番の問題は運動散歩をどうするか。
多頭になったからといって手抜きな散歩日々ではきなこ＆やよいも不幸だ。
実際ネット上や周りでも多頭だけどしっかり散歩できてる家庭は極僅かみたいだが、それだけ多頭は
甘くないと言う事。特に柴犬の運動量は半端じゃないと私は経験上感じている。

龍市君の譲渡が決まる前から時々散歩時に3頭だった場合のイメージトレーニングはしてきたけど
正直厳しいのが本音だ。男の私でも頭を抱えるくらいなのに「柴パラ・Kazu姉さん」や「柴と徒然・香龍さん」は
凄いと感じましたね～。日々の散歩の様子を日記でUPされてるので参考にもなりました。ありがとう～。

私の生活内容から言って別々の散歩は無理なので必ず3頭一緒の散歩が条件となる。
2輪では3頭引きは危険な為、結果3輪の自転車を使うことにした。
最初は恥ずかしい思いだったけど、この子達の為にそんな事言ってられないので3輪自転車を整備して
事前に各散歩コースを回ってみて安全に散歩できるかリサーチしておきました。
犬にとって食事・運動散歩・睡眠の３つは大切だと思うのでしっかり実践していきたい。

あと龍市君は交配の必要も無くなったし、発情も抑える意味で去勢をする事にしました。
ただ去勢をしたからマーキングやマウンティングが無くなる訳ではないと考えています。
マーキングに関しては龍市君の居場所は今までやよいが居たサークルで。マーキング対策も施しました。

あとは我が家が自分の家だと認識してもらうまで辛抱です。
日本犬は綺麗好きなので、自分の家だと認識すればマーキングはなくなる筈です。
マウンティングは躾けるしかないので、きなこの足掛け躾けにも用いた方法で実践します。

縄張りに対しての事も、もし龍市君に意識があるのであればきなこがこの家のワンコの中で一番上だと私達が
教えていきます。
龍市君は自分だけが相手にされない事に対してはよく分かるみたいなので、その辺を上手くコントロールしていくつもり。

心配を挙げればキリが無く、嬉しいとか浮かれるような気持ちは私達には今回は無いです。
むしろ危険な賭けにでたと思ってるくらいです。
本来今の環境ならどんな事情であれワンコを増やす事はしないほうが絶対に良いはずです。
でも2度龍市君に会って私はこの子なら大丈夫だと感じています。

きなこと出会った事が私達にとって大きな出来事でしたが、ついに両親も一緒に暮らすことになりました。
別に最初から両親を迎えようと計画していた訳では無く、縁あってよく考えた結果こうなりました。
きなこの本当の妹になる女の子を希望し、龍市君とやよいの交配をもう一度お願いした時に
やよいの生理が初めて大幅に遅れて結果的に生理が上がったと判断されて譲渡となり、我が家の家族になった。

龍市君も同じ様に交配犬として引退する事になり、我が家に来る事になった。
これも私の人生の中で１つの出会いと運命だと思い、全力でこの子達の世話に努めようと思います。

今日は龍市を迎えに行って帰宅した後、病院に行きフィラリア検査とワクチン接種をして
去勢手術などに関して先生と話し合いました。歯石は年齢の割には綺麗な方だそうです。
フィラリアは陰性で大丈夫でした！良かった～
龍市は注射も全然平気で良い子でした←病院ってわかってなかったのかも

その後帰宅して、きなこ＆やよいと面談させました。
龍市はキャリーに入ったままで、きなこに車に乗ってもらい面接しましたが最初は龍市がヴヴゥ～と
唸ったので私が一喝。前に泊まった時はこういう反応はしなかったけど、今回はありましたね。
でも危険な相性の悪さなどは感じなかったので一安心。
やよいは全然無関心でした（苦笑）

河川敷に散歩に行く事にして、きなこママがきなこ＆やよい、私が三輪自転車で龍市を引きながら向いました。
引っ張る力は強いけど、思ったより進行方向に進んでくれてスムーズに進みましたし、
チョーカー首輪にショックを与えればきちんと合わせて歩いてくれて楽でした。
河川敷ではそれぞれで散歩して、一応トイレが済んでから思い切って初日から三頭並走にチャレンジしました。
意外にも上手くいってコツも掴めたのでホッとしました。

帰宅してからはイメージしてた通りのブラッシング順番を上手くできてホッとしました。
この辺の事は追々日記で書いていきます。細かい準備をしっかりしてきたんですよ～。
今日は龍市は吠える事は無く大喧嘩もなかったしマウンティングも無かったので一安心ですが、
これからが大変ですね。
書きたい事は沢山あるけど、今回はとりあえずこの辺で。